第二のケースの続き。
あなたが触手を振り回しはじめますが、霊は何もせず静観しています。でも希にではありますが、振り回したあなたの触手が、たまたま霊に触れることがあります。この時、あなたは触れた触手に対応する身体の場所に、「何かが触れた感触」を感じます。繰り返しますが、あなたのほうから霊に触れたのです。 霊があなたに触れた・・・のではありません。
何度かお話ししたとおり、人が触手を展開するときは、通常は身体が邪魔になるので、オーブの後ろ半分。あなたにくっついているのとは逆側の半球から展開されます。ここは、オーブの中であなたの背中側に対応する場所になります。 このため、伸びた触手が何かに触れると、あなたはほとんどの場合、肩から背中の、どこか狭い範囲に、何かが触れたように感じます。自分から触れたのに 触られたような感じがするのはおかしくない?と思うかもしれませんね。でも、こうしたことは日常生活でもあります。たとえば、あなたは両手がふさがっていて、肘でエレベーターのボタンを押したことはないでしょうか? 閉まっているドアを肩で押して開けたことありませんか? こうした場合、あなたは当然、肘や肩に何かが触れた感覚をもつでしょう。触手もこれと同じです。ただ、自分が意図的にコントロールしていないし、触手の存在自体を認識していない状態で、触った感覚だけを感じるので、「何かに触られた」と思ってしまうのです。このような状態は、偶発的なもので、決して多くはないと思いますが、人が無意識に触手を展開すること自体は珍しくはないので、結果的に、多くの皆さんが経験する出来事と言えます。 ただ、改めて言いますが、あなたの触手は霊に触れました。言い換えれば、霊は確かにそこにいたのです。
じゃあ霊から何かをしてくることはないの?・・・気になりますよね。
ということで第三のケース。触手を振り回す人間に出会った時、自分から何かを仕掛けてくる霊は確かにいます。ただその意図は様々です。「びくびくしている」人間をちょっと驚かせてやろう・・・という軽い茶目っ気のある霊もいれば、静かな自分の時間を邪魔されて、腹を立てている霊もいるでしょう。こうした霊は、自らの触手を展開し、たいていはあなたのオーブに触れようとするか、あるいは触手の何本かを絡め取ろうとします。ただ、幸いなことに・・・と言っていいと思いますが、これはめったに成功しません。なぜなら、あなたは触手をやみくもに振り回しているため、防御力がマックスになっており、それをかいくぐって、あなたに接近するのは霊にとって至難の業だからです。
よほど「人の扱い」に慣れた霊でないと、うまくいきません。が、希には成功することはあります。このときあなたは、霊が触れた場所に、何かが触ったことを感じます。ただし場所は一定ではありません。霊がどこに触れたか、またどこに対応する触手をとらえたか次第で、感じる場所も、感覚の程度も大きく差があります。僕の個人的な印象では、霊が自ら人に触れる時は、人の顔・・ほほや耳のまわり、あるいは、首すじにあたる位置・・・もし仮にその霊が本当に敵意をもっていたら、人の生命に危険が及びかねない場所・・・を狙ってくることが多いかもしれません。
また、もし霊に、あなたの触手が1本でも絡め取られると、その場所に殴られたような強い衝撃や、しびれ感、かなり強い痛みを感じることがあります。もしあなたが夜道で、こうした感覚を感じたら、それは霊からのメッセージである可能性があります。霊が、あなたの無作法に怒っている可能性もあるので、まずは、素直に謝罪の言葉を口に出して言い、すぐにその場を離れることをお勧めします。
ただ・・・ここまでのお話し・・・実はまだまだ一番重要な本題に入っていません。
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