「触手」取り扱い注意！

すいません。「戦闘」はちょっと言い過ぎかもしれません。でも、実際に、この状況で霊との接触が起こるとすると、最初のきっかけを作るのは結果的に「あなた自身」。あなたの側から仕掛けている可能性が大きくなります。

あなたが緊張し、周囲を気にしはじめると、あなたのオーブからは触手が伸び始めます。これはあなたに霊感があってもなくても関係なく起こります。あなた自身はそれを意識していないので、これはオーブ自体の基本的な反応といえます。とりあえずこれを「戦闘モード」と呼ぶことにしておきましょう。

一方、ちょっと、ややこしいですが、日常、常に、ある程度の数の触手を展開している人もたくさんいます。こうした方々の場合でも、やはりオーブは変化し、展開する触手の本数が増えたり、動きが活発になったりします。

つまり、「戦闘モード」の内容は人によって微妙に違います。いずれにせよ、持ち主が緊張すると、そのオーブ。特に触手が、平穏な時とは異なる、活発な状態になると思ってください。

ここで１つ重要な点があります。今の話しの中で、常に触手を展開している人がいると言いました。あなたは、そういう人が「霊感がある人」なのね・・・と思うかもしません。でも、違います。実は、触手の使い方と、人の感じ方はほとんど関係がありません。触手を最小限しか使わないのに、霊感が鋭い人もいれば、触手を何本も展開してハリネズミのような状態なのに、「自分には霊感がない」と言う方もいます。僕が知る限り、オーブが機能しない人。触手を全く使わない人というのは見たことがありません。おそらくそんな方は一人もいないと思います。でも人によって、何をどの程度感じるかは異なる。その感じ方の差、程度の差が、一般には、霊感があるとか、無いとか言われているのだと思います。このことはあとでもう少し掘り下げることにします。

さて、話をもどしましょう。夜道を一人で歩いていたあなたは、周囲が気になる・・・。するとあなたのオーブから触手が伸びて、あたりを探り始めます。でも、あなたは触手をコントロールしていません。ですよね？

このため、触手は適当にあちこちを探ることになります。正確には、あなたは全くコントロールしていないわけではなくて、あなたがちょっとでも何かに注意を向けると、触手は一斉にその方向に向かっていきます。触手というのは長い紐状のものなので、あなたは、言ってみれば長いロープを適当にぶんぶん振り回しながら路地を歩いている状態になります。超迷惑な奴ですね。すると、ここで問題が起こる可能性がでてきます。

そこにいる霊に、あなたの触手が触れるのです。