怒った顔の霊は本当に怒っているか?

今、あなたの前に、霊が現れ、あなたの触手のブロックのスキをついて触手を伸ばし、あなたに転写を行ったとします。

あなたには、恐ろしい形相で、あなたに襲い掛かろうとする霊の姿が見え、同時に霊の激しい怒りを感じます。さて、このとき、転写してきた霊は、どんな状態にあるでしょうか?

 

このとき、おそらくあなたは、その霊が何かの理由で、あなたに腹を立てている・・・と考えるはずです。実際にこんな状況になれば、そう思って当然でしょう。ところが、実はそれは正しいとは限りません。

転写で最も重要なことは、あなたが見る姿、感じる感覚、感情は、転写してきた霊の、その時の実際の感覚、感情とは一切、何の関係もないということです。そうです。関係ないのです。

もちろん、その霊は、自分の感情をそのままストレートに転写してきたのかもしれません。その可能性は十分あります。でもそれとは全く違う姿や感情を送ってきたのかもしれません。どちらも、同様にあり得るのです。しかも、困ったことに、転写された内容からは、霊の本心は簡単にはわかりません。先ほどの例でいえば霊は本当にあなたに怒っているのかもしれないし、怒ったふりをしているだけかもしれない。これは、人の表情や言動からその人の本心を見抜けるか?というのと、似ています。

 

また、ここでもう1つ転写の特殊な例・・・をご紹介しておきましょう。それは「何も伝えてこない」転写です。は? と思いますよね。霊は、触手であなたに触れます。でも、何も転写しない。

でも、実は、たいていの場合、あなたには、ちゃんとそれがわかります。なぜなら、霊の触手は、あなたのオーラに触れ、あなたのオーラは、それを、対応する場所の皮膚の触覚として感じるからです。前回、僕は、霊の触手が触れる場所を「ちょっとした挨拶程度であれば、肩だったり腕、あるいは背中が多いと思います。」と書きました。そう。そのような場所に霊が触れる。でも何も送ってこない。あなたには誰かに肩や背中を触れられた・・・という感覚だけを感じます。ほら・・・そういう経験・・・あなたもありませんか?