「転写型」霊からのアプローチ。

さて、霊の見え方。第2のパターン「転写型」です。

 

ちょっと時間がたちましたので、まずは転写型で起こることを再度おさらいしておきましょう。

3つのパターンの概要を整理するとき、僕は、転写型を以下のようにまとめました。

「霊が誰か特定の相手だけに映像や音を渡し、その人だけが見たり聞いたりするパターン。霊が人に接触する最も多いパターン。ただし見聞きするには霊感が必要。映像には写らないし録音もできない。霊の側から、イメージを人に送ってくるタイプと、人の側から霊に接触し、霊がもっているイメージを読み取るタイプの2種類がある。見聞きする内容を霊の側が主導している点は「物理型」と同様だが、何が見え、何が聞こえるかは霊の想像次第で、全く制限がないし、予想もつかない。」思い出していただけたでしょうか。基本的には、転写型はこういうことなのですが、僕がまだ説明していないのは、じゃあどのようにしてイメージは送られて来たり、読み取ったりするのかということです。オーブの説明の中で少し触れましたので、ご記憶かもしれませんが、この「やりとり」には、オーブの触手が使われます。

 

ではまず、霊の側から、あなたにイメージを送ってくるところから考えてみましょう。この時、霊のオーブは、少なくとも1本の触手を伸ばし、その先端であなたに触れます。触れる場所にはいくつか可能性がありますが、通常は、あなたのオーラ・・・オーブが姿を変えたもの・・・その表面のどこかになります。たいていの場合、ちょっとした挨拶程度であれば、肩だったり腕、あるいは背中が多いと思います。腰より下に触れることはめったにありません。

一方、霊がもう少し強い意志や感情・・・例えば怒りとか、悲しみとか、またあなたへの威嚇や攻撃的な感情を持っているときは、触手はあなたのオーブの中心にあたる場所。言い換えると、オーブがあなたにくっついている場所・・・通常は後頭部の少し下です・・・に、できるだけ近い場所に触れようとします。触手が触れる場所が、オーブの中心に近いほど、送られるメッセージは鮮明で、より強く伝わります。ただ、霊の触手に、この場所を直接、触わられることは多くはありません。というのも、これもオーブの説明の中で少しお話ししましたが、あなた自身も・・・意識していなくても・・・自分の触手を何本か展開していて、その、あなた触手は、あなたに触れようとする霊の触手をブロックするからです。

触手は、外部からの攻撃から身を守る防御も行う・・・というとちょっと大げさですが、ちょうど、手と同じようなものです。例えば、見ず知らずの人が、いきなりあなたに触ろうとしたら、あなたは反射的に自分の手で相手の手を振いのけるでしょう。これと同じことが霊とあなたの触手の間でも起こります。ですから霊も不用意にあなたオーブの場所には触れようとはしないし、また実際に触れるのも簡単ではありません。