オーブと光背。

オーブを「光背」に変える・・・「お前は何を言ってるの?」・・・と思いますよね。

 

仏像のことをお話ししたとき、光背は後光を現したものだと言いました。一般的にそう考えられているし、あなたもそう思っているでしょう。でもそれは正確ではありません。実はオーブが強い光りを放つことと、光背は、本来、全く別の現象です。そして、その現象は、日々、誰にでも・・・あなたにも起こります。

逆に、もし起こらないと、あなたの存在自体が危険になります。

 

ということで、いったいオーブに何が起こるのか、順を追って、お話ししましょう。

まず、それはオーブの表面からはじまります。あなたの後頭部にくっついたオーブ。その表面を覆う1つ1つのタイルが、いっせいに変形し、外側にむけて細い棒状に伸びていきます。それは、すぐにウニや栗のイガのようにオーブの表面を覆います。さらにその棒状のものは約1mから2mほどの長さまでどんどん延びつづけ、あなたの体や頭にぶつかる方向を除いて、残る全ての方向に均等にひろがっていきます。

 

もしこの様子を正面から見たら、あなたの背後にたくさんの細長い棒が、放射状に円形に広がって見えるはずです。仏像の光背は、この様子を現したものだと思います。ちなみに、もしこの時、あなたを横から見たら、あなたの首の後ろに、大きな栗のイガがくっついているようにみえるでしょう。

 

でも、現象はまだこれで終わりではありません。つづいて、もっと劇的なことが起こります。