人のオーブと霊のオーブは同じもの。と言いました。ただ、その「使い方」は人と霊では違いがあります。
霊は、もちろん身体を持っていません。オーブ自体として存在し、自由に動き回ります。別の言い方をすれば、霊たちにとってはオーブが全てなので、その機能を自ら意図的にコントロールしているはずです。一方、人のオーブは、ほとんどの場合、その人の身体にくっついて、いっしょに行動しています。でも、普通の人間で、自分のオーブを直接自由にコントロールできる人はめったにいません。そもそも自分がオーブを持っていることをほとんど認識していないのですから、これは、ある意味しかたがないといえます。ただ、それでも、身体を動かしたり、視線を向けたり、感情がゆらいだりすると、それに、それに応じてオーブが一緒に反応する人は少なくないし、そのオーブの反応によって、他の人にはない感覚や能力を発揮する人もいます。実をいえば、霊感をはじめとして、霊的な能力のほとんどは、オーブによって生み出されています。
その一方で、逆にオーブが起点になって人の身体に対して様々な働きをすることもあります。あなたもよく知っているような現象や、感覚の中にもオーブによるものが少なくありません。
とはいえ、自分もオーブを持っているという話や、そのオーブが身体と連携するなどという話はすぐには信じられないかもしれません。でも、この先、きっとあなたにも思い当たることがでてくると思います。そして霊と接するということが実はオーブと深くかかわってくることが、もっとよくわかるようになると思います。
ということで、先に進みましょう。まずは、非日常的ではあるけれど、わかりやすい例で、あなたにもう少し驚いてもらうことにします。