オーブの移動。

オーブはまた、何もない空中に静止することもできます。

 

実は、普段オーブは、空中で、ある一定の高さをキープしています。その高さにはちょっとした決まりというかお約束があって、その場所が屋外なら地面から、屋内なら床面から、ちょうど、その霊の「生前の身長」に近い高さになります。子供の霊なら低く、大人の霊なら高く。もう少し正確に言うと、オーブが普段いる高さは「その霊が人の姿で見える時の、頭の高さよりわずかに低い位置」になります。

 

前回も少し触れましたが、オーブはもちろん移動することもできます。オーブの移動のしかたはとても独特で、他のどんなものにも似ていません。空中を何の支えもなく移動するのですが、「飛んでいる」というのとはかなり違う印象です。移動中はほとんど直線的に進み、速度は一定で、その動きはとても滑らかです。シャボン玉や風船のようにふわふわと漂うのでもなく、鳥やグライダーのように滑空するのでもなく、あるいは昆虫のように自由に飛びまわるわけでもありません。多くの場合、静止していた時と同じ高さを保ちながら空中を水平に「すーっ」と移動します。まるで見えないテーブルの上を滑っているような感じ。ただ水平にしか移動できないわけではなく、時には、垂直方向や、斜め上、下など自由な方向に移動することもあります。ただ、移動が直線的で滑らかという点は、いつもかわりません。

この点でも、あなたは、知っているオーブの映像との食い違いを感じるかもしれません。あなたはきっとふわふわと漂うように移動する白くて丸いものの映像を見たことがあると思います。でも、もしそれが、ある程度の大きさのものだったとすれば、前回も言ったように、それはオーブではない・・・何かの勘違い映像です。一方、あなたが見たのが、直径1cmか、2cmの小さなものだったならば、それは本物の心霊映像かもしれません。それはオーブの一部分の可能性があり、その移動のしかたは、オーブ本体と違って、ゆっくりと不規則に空中を漂うように見えることがあります。