オーブの色。

さて、大きさの次は色です。

 

映像に写る本物のオーブは、ほとんど白く見えます。が、実際に近くで見るチャンスがあれば、実は白ではなく、非常に淡い色がついていることがわかるはずです。ただし色合いは様々。いわゆる蛍光色に感じられることが多く、色味としては黄色やオレンジのような暖色系が多いと思います。ただ、時には緑や青などのクールな色や、さらに非常に希ですが、「真っ赤」のような濃い色になることもあります。

オーブの色は常に同じというわけではありません。同じオーブでも、時により変化することがあります。ゆっくりと変化することも、非常に短時間・・・ほとんど一瞬のうちに一気に変化することもあります。急激な変化には何かきっかけがあることが多く、僕は、オーブの色の変化は、オーブの「感情」か「精神状態」を現しているのだと思っています。

ただ、色が変わる場合でも、部分的に違う色になったり、模様が現れたりという状態は、少なくとも僕は見たことがありません。全体に均一な一色、あるいは、せいぜい微妙な濃淡がある・・・という感じは常に変わらないと思います。

さて、このようなオーブの色、実は、とても複雑なしくみで成り立っています。

 

本物のオーブをとらえた映像は、数は多くありませんが、もちろんあります。でも、その多くは、オーブの表面がはっきりしません。球形であるのはわかりますが、ピンボケのように見えたり、少しケバだったように見えることもある。むしろこのように見えることが本物の映像である証拠の1つとも言えるのですが、ここにオーブの色の秘密があります。

実は、オーブの表面は、とても小なウロコ、あるいはタイルのようなものでびっしりと覆われています。一つ一つのタイルにはそれぞれ様々な淡い色がついていて、それがたくさん集まり、混じり合うことでオーブ全体としては、一色に見えます。しかもタイルはオーブの表面にくっついているわけではなくて、常に、ゆらゆらと波のように全体がうごめいています。

本物のオーブの映像の中には、ごく希に、表面がキラキラと瞬いているように見えるものがありますが、これはタイルがミラーボールのように光を反射しているからだと思います。タイルが動くせいで、複雑なパターンの反射がおこる。

この様子は、誰にでも肉眼で見ることができる可能性がありますが、とても神秘的で、非常に美しいものです。

 

※ミラーボール:主に昭和から平成にかけて広く使われた照明器具。球体の表面に多数の小さな鏡を貼り付け、これを天井からぶら下げ、回転させながらスポットライトを当てることで不規則に光を反射させるようにしたもの。