つづいて2番目のパターンです。
どんなことが起こるのか、比較のために、第1のパターンと同じ状況で考えてみましょう。
友達と一緒にいるとき、あなたは霊と思われるものに遭遇し、スマホで映像を撮りました。ここまでの流れは同じです。
でも、スマホを確認しても、それらしい姿は何も写っていません。確かに、恐ろしい姿を真正面からとらえて撮ったはずなのに、写っているのはただの道端の風景だけ。そこで横にいる友達を見ると、何事もなかったように平然としています。そこであなたは、「さっきの『あれ』見たよね?」と問いただす。でもその友達にはあなたの質問の意味がわからないようです。怪訝な顔で、「何のこと?」とあなたに聞き返すかもしれません。この状況に、あなたは、ちょっと混乱することでしょう。
このパターンの大きな特徴は、霊の姿を見たり声を聴くのが、あなた一人だけということです。
すぐ横に人がいても、その人達は何も見ないし、何も聞こえません。スマホはもちろん、どんな高性能なカメラを使っても映像には全く残らないし。音も記録されません。これはあなたが見た霊の姿は、「物理現象では説明できない」ということを意味しています。
あなたの勘違い、単なる見間違いと片付けられそうな状況ですが、実は、これが霊達が人に接触するときの最も多いパターンです。比率にしたら、おそらく9割を超えることでしょう。