霊の見え方 第1のパターン

3つのパターン。 まずそれぞれの概要を見ていきしょう。

 

まず第1のパターン。それは霊が物理的な対象として知覚されるパターンです。ちょっと堅苦しく表現しましたが、別に難しいことはありません。お化けの姿をした「何か」、つまり「物体」が、実際にそこにあって、それが普通に目に見えるということになります。もうちょっと正確に言うと、そこに光・・・日光でも電灯でもろうそくでも・・・があり、その物体が光を反射して、その光が人の目やカメラに届いているということです。これは物理現象なので、特定の誰かにだけ見えるとか、特定の1台のカメラにだけ写る・・・といった選別は起こりません。見える場所にいる人には全て同じものが見えます。撮影可能な状態のカメラやスマホには全て同じ被写体の映像が写ります。

また、霊はときに映像だけでなく物理的な音をたてることもあります。この場合は、霊のたてた音や言葉(いったい何を言ったのでしょう!)は、全員に同じように聞こえるし、マイクを向ければその音や声がそのまま録音されます。

 

先ほどの例で言うと、このパターンであなたにお化けが見えたなら、あなたのスマホにもあなたが見たのと同じ姿のお化けが写っているはずです。あなたの横にいる友達は、お化けが出たといって震えているはずで。落ち着くのを待って何を見たか聞き出せば、あなたが見たのと同じ姿だったとわかるでしょう。

もし仮にお友達一人だけでなく誰か大勢の人達と一緒だったなら、そこにいる全員が同じ姿を見て、同じ音や声を聞いたはずです。その人たちが自分のスマホで撮影していれば、そこにも全てに同じものが写ったでしょう。これが、このパターンで実際に起こることです。

 

あなたのスマホに記録された霊の姿は間違いなく本物です。テレビ局や出版社に売り込むチャンス・・・ですが、霊たちの力作とはいえ、現代的な映像感覚からすると、かなり貧相なもののはずです。メディアやマスコミに気に入ってもらうにはちょっと地味かもしれません。