結局のところ霊はいるの?いないの?

さて。

霊が存在「する」ことを証明するのと、存在「しない」ことを証明するのとでは、どちらが難しいでしょう?

答えは簡単で、存在「しない」ことを証明するほうがずっと難しいはずです。

存在「する」ことを証明するには、証拠を1つ見つけるだけで事足りる。しかもその証拠さえ確実であれば、どこで、どうやって見つけたかには一切関係なく証明は成立します。

一方、存在しないことの証明は容易じゃありません。まず霊が存在する可能性のある場所や、出没しそうな状況を全て列挙し、その全てで、存在しないことを確認しなきゃならない。可能性の網羅と、その全てでの存在の否定の両方が揃わないと、確実な証明にはなりません。

 

こう考えると、なぜ霊の話が、ちゃんと「科学」として扱われないのか、僕にはとても不思議です。

僕としては、霊が存在しないことを証明した論文を見たことはないし、証明しようという試みさえ知らない。にもかかわらず、「いるはずがない」とか「非科学的だ」という認識だけは広く共有されてますね。

これはおそらく『霊がいることを証明するのは簡単なはずのに、誰も成功しないのは、そもそも霊なんていないからだ』・・・というちょっと背理法的な状況証拠によるのだと思います。

でも、このスタンス自体が、とても「非科学的」で「非論理的」に見えるのは僕だけでしょうか?

あなたはどう思いますか?