さて、転写は必ず有線で行われるとなると、その「線」・・・つまり通信に使う触手は、誰が、どのようにつしてなげるのか? というのが気になりますよね。中断の前、前回まで僕がお話ししていたのはこの部分になります。でも既にお気づきのように、可能性はいくつもあります。あなたがやみくもに振り回した触手が、偶然、例に触れることもあるし、あなたの潜在意識が触手を動かし、それが霊を探り当てることもあります。逆に霊が伸ばした触手があなたに触れることもあるでしょう。つまり意図的な場合もあるし、無意識のことも、偶然の場合もある。でもここで最も重要なことは。転写には触手が必要だけれど、それが誰のもので、どういう状況でつながったのかは一切関係がないということです。言い換えると、理由も方法もタイミングも誰の触手かも全くどうでもよくて、触手がつながりさえすれは、それで転写のための条件が整うことになります。
ここで、転写についてあなたに知っておいていただきたいことの1番目をまとめておきましょう。こんな感じです。
転写の原則1: 転写が起こるには、必ず触手の接続が必要。
ではつづいて、その2番目です。
今みたように、触手がつながると転写が起こる条件は整い、転写が可能になります。でも、それで必ず転写が起こるわけではありません。実際に転写が起こるかどうかは、全く別の話になります。これが2つ目のポイントになります。繰り返しになりますが、触手は転写の情報を送る線、つまり媒体です。が、逆に言えば媒体でしかありません。それがつながっていないと、絶対に通信はできませんが、でも、つながったからといって、必ず通信が起こるわけではないのです。たとえば、あなたもスマホでネット見ることがあると思いますが、考えてみてください。スマホでネットを見るには電波が来ていないとダメですが、電波が来ていたからといって、ネットを見なければならないわけではないし、勝手に見えるわけでもないですよね。これと同じことです。なぜそうなるか、その理由については4番目のお話しの中で考えることにします。ちょっとだけお待ちください。では、この2番目についても同じようにひとことでまとめておきましょう。
転写の原則2: 触手がつながっても、それで転写が起こるわけではない。