2025-06

つれづれ

事故物件に住んだ話(五)

あれ?何か変ですね。部屋に現れた霊は無反応だったのでは? はい。その通り。彼らからは何の情報も得られません。学んだのは別の霊達からです。そういえばこの部屋、事故物件だったのでは? はい。その通り。この後、すぐに展開がありました。じゃ部屋で亡...
つれづれ

事故物件に住んだ話(四)

そんなわけで、毎日次々と違う霊達がご来訪。でも、彼らは、ただ静かに立っているだけなので、僕も特に気にせず新居の片づけを進め、10日かかってようやく一段落。次はこの新しい街のことをもっと知ろう・・・と地図を広げて眺めていた時、僕はあることに気...
つれづれ

事故物件に住んだ話(三)

作業服のおっちゃん。昨日のお婆さん同様、リビングの真ん中に、玄関に背中を向けて立っていました。前に回り込むと、僕は、そのあまりに痛々しい姿に、思わず声を上げました。顔の右半分。頬のあたりから左足の膝にかけて斜め一直線に幅10cmほどもある焼...
ざれかき

霊達が仕掛けてくるとき。

じゃあ霊から何かをしてくることはないの?・・・気になりますよね。ということで三つ目のケースです。触手を振り回す人間に出会った時、自分から何かを仕掛けてくる霊は確かにいます。ただその意図は様々です。「びくびくしている」人間をちょっと驚かせてや...
つれづれ

事故物件に住んだ話(二)

出張から新居に戻って、僕が最初に目にしたのは、満杯であふれそうな郵便受でした。1週間留守にしたとはいえ、引越したばかりの住所に、僕宛ての郵便物がこんなに来るはずはないですね。とりあえず全部の郵便物を引っ張り出し、エレベーターを待つ間、確認す...
つれづれ

事故物件に住んだ話(一)

突然ですが、実は僕、事故物件に住んだことがあります。それはもうずいぶん前、僕が社会人になって間もない頃のことです。僕は、ちょっとした事情から、どうしてもその日のうちに引っ越し先を見つける必要に迫られていました。でも、ここに住もうと目ぼしを付...
ざれかき

霊は確かにそこに・・・。

第二のケースの続き。あなたが触手を振り回しはじめますが、霊は何もせず静観しています。でも希にではありますが、振り回したあなたの触手が、たまたま霊に触れることがあります。この時、あなたは触れた触手に対応する身体の場所に、「何かが触れた感触」を...
ざれかき

「眼を飛ばしながら」・・・。

この後の展開・・・は、あまりにバリエーションが多すぎて、とても全部の可能性は説明しきれません。ですので、典型的な例を3つあげて、お話をすすめたいと思います。また、今度は視点を霊の側に切り替えてみます。舞台設定はさきほどと同じ。霊は、オーブの...
ざれかき

「触手」の取り扱いに注意!

すいません。「戦闘」はちょっと言い過ぎかもしれません。でも、実際に、この状況で霊との接触が起こるとすると、最初のきっかけを作るのは結果的に「あなた自身」。あなたの側から仕掛ける可能性が高くなります。あなたが緊張し、周囲を気にしはじめると、あ...
ざれかき

触れたのは「あなた」。

あなたのほうから霊に触れる。何が起こるのか、もう少しよく理解していただくためには、そもそも日常で、霊との遭遇はどのように起こるのか・・・それを時間を追いながらお話しするほうがよさそうです。ということで、ちょっと想像してください。あなたは今、...